桂林寺は室町時代の1396年(応永3年)に宇都宮満綱公により、松ケ峰に開創された曹洞宗の寺院です。1531年(享禄4年)に城郭拡張の主命により現在地の清住に移転してからおよそ500年。二度の大火を乗り越え、お寺に関わったすべての方々に支えられ、護られてきました。
これからもお檀家さんや地域の方々の「心の拠り所」としてあり続けられるよう、大切にお護りしてまいります。
ご来山の皆さまへのお願い
- 桂林寺では感染予防として、こまめな換気、消毒液の設置などの対策を講じております。
- カラスや猫がお供え物を荒らしてしまうため、お供え物の持ち帰りにご協力をお願いいたします。
本堂
1886年(明治19年)に、第三十一世大慧乗参大和尚により、現在の本堂が茨城県笠間市の寺院より移築再建されました。ご本尊様は釈迦牟尼如来、脇侍に文殊、普賢の両菩薩を従えておられます。本堂はどなたでもお参りすることができます。
開山堂
別名「祖心院」 昭和47年に建立されました。開基様(祖心院禅尼)、歴代住職、お檀家さまの位牌が安置されています。
観音堂(八角堂)
桂林寺参道にございます、永代供養墓です。1991年(平成3年)に三十四世廣瀬大通大和尚が建立されました。八角形の形をしていることから八角堂とも呼ばれます。聖観音菩薩立像(大佛師 松本明慶作)が祀られております。毎月18日の縁日と彼岸のお中日に開扉されております。
鐘楼堂
昭和47年に再建され、毎日朝6時と夕方5時に鐘の音を響かせています。毎年大晦日には「除夜の鐘」で一般の方にも開かれ、桂林寺の風物詩の一つとなっております。
講堂
平成9年、廣瀬大通住職と檀信徒の方のお力添えにより建立された檀信徒会館(ホール)です。現在は老朽化の進む本堂に代わり、施餓鬼会などの大きな行事を執り行う場所とする他、檀信徒の方が法要された後のお清めの席としてご利用いただいております。
正一位稲荷大明神
1828年(文政11年)、千本鳥居で有名な京都の総本宮伏見稲荷大社の祠官、大西下総守より分霊を勧請して桂林寺境内に創建されました。平成23年には鐘楼堂脇から、現在の場所に遷座され、引き続き桂林寺の鎮守として祀られております。